リーダーシップ


変化の時代。
狙って変わるためには、リーダーが必要だ。大なり小なり。

日本企業には、変革のリーダーがいないという。だから変革の成功率も10%を切るらしい。

でも、いろいろ考えていたら、日本から新しいタイプのリーダーシップが生まれる可能性が非常に高いと思う。

理由は何点かある。

1、利他視点
欧米には利他という言葉がない。
altruismがもしかしたらそれだと言うかもしれないが、隣人愛の発展で微妙に視野の狭さを感じる。あくまでエゴの反対語。
一方で、利他には社会全体の改善の要素がある。マズローの自己超越に近い。
サーバントリーダーシップも発展すると、利他主義になるのではと思う。
日本には大乗仏教からの影響。もっと言うと八百万の神。自然崇拝。絶対神の不在。儒教の影響。鈴木正三。石田梅岩近江商人。東洋思考から利他という形になっているとおもう。利他を中心とした日本ならではの考え方は確かに存在する。

2、インテグレートせざるを得ない環境。
海外の低賃金に差別化して、マーケットを変えて、勝たないといけない。
そのためには、バリューチェーンのトータルなイノベーションは不可欠。
さらに人口減少。ジェンダーか、国籍か、宗教か。異質をインテグレートしないと間に合わない。戦略は描けても実行できない。それでは意味がない。

3、社員との力関係が変わってきた。
情報がオーブン化すると、かならユーザーが強くなる。いいポジションを取ることが急務。そのためには統合された戦略の中で徹底して腕を磨く。